お役立ちコラム
犬と一緒に引っ越しする際の手順と注意点
基本的なしつけさえ行き届いていれば、犬の引っ越しは猫の引っ越しより難しくありません。しかし、いつもと違う雰囲気にどう反応するかはわからないため、常に飼い主の姿を見せ、安心させながら移させる必要があります。
室内犬の場合は飼い主と一緒に行動を
室内犬は室外犬に比べて家のなかを縄張りと考える子が多いものです。作業員が家じゅうをひっくり返していたら、パニックを引き起こしてしまう可能性もあります。
ケージに入れ、お風呂場へ待機させておくなどの対応を取ると良いです。
飼い主の臭いをかぐと落ち着くので、前日着た服などを一緒に置いておくといいでしょう。
親族や友人のお手伝いが見込めるとしても、移動には飼い主が付き添うのが理想的です。長距離移動ではストレスによる吐き戻しや失禁、脱糞の恐れがあります。「普段、そんなことはしない」という子でも危ないのです。
ペットの扱いに慣れていない友人などが移送する場合、犬の吐き戻しに動揺して不用意にケージを開けてしまうことが考えられます。するとパニックになった犬はケージから飛び出して車内を駆け回ったり、車から飛び出してしまうこともあり、思わぬ事故につながりかねません。
室外犬の場合は外ケージへ
お出かけに慣れている室外犬は、車での移動自体を気にする必要はないかもしれません。むしろ重要なのは、作業員の安全をはかることです。作業員が出入りする間はケージを使い、むやみに人へ近づかないよう気をつけます。
また、大型犬の場合は吠え声が長時間にわたり響く可能性がありますから、ご近所へのあいさつは必須です。